カナガンチキンの塩分(ナトリウム)は大丈夫なの?
カナガンには塩分(ナトリウム)が入っているので、愛犬に与えられないよ。
そんなご意見を頂きました。
かしこまりました。
カナガンドッグフードチキンの塩分(ナトリウム)に関してしっかり解説します!
カナガンドッグフードに含まれる塩分(ナトリウム)量は適正?
犬に塩分って毒なの?必要なの?
所説には犬は汗をかかないので塩分を必要としないと言われています。
しかし、汗をかく機能は少ないですが、塩分を尿からか移出しているので、塩分は必要ない(毒)というのは間違いなのです。
犬も生命維持のために塩分が必要であり、1日に犬の体重1kg当たりナトリウムが25~50mgが必要な量とされています。
なぜ塩分が体に必要なのですか?
食塩は塩素とナトリウムの結合体で、塩素の一部は胃酸にとして利用されます。ナトリウムは膵液(すいえき)として利用されます。また、ナトリウムは心臓を運動させるのにも利用され、神経伝達・pHの調整・筋肉を動かすことにも利用されているのです。
そのため、食塩は犬にとって必須のものなのです。
犬の塩分が不足した場合
犬は塩分が不足すると、食欲不振・筋肉痛・倦怠感・血液濃縮などの症状が現れ、悪化すると精神障害なども引き起こします。
塩分不足が継続してしまう、嘔吐や下痢を伴い立ち上がれなくなる事もあるのです。
犬の塩分が不足すると、
- おしっこをした後に陰部を舐める
- コンクリートや壁を舐める
- 尿の色が濃くなる
などの行動を起こすことがあるので、異変があれば動物病院を受診してください。
カナガンの塩分(ナトリウム)量は適正なの?
カナガンドッグフードは、成分表によると100g当たりナトリウムが0.24%含まれています。
これを必要量と照らし合わせるため、表にしたものが以下の通りです。
犬の 体重 |
カナガンの 給餌量 |
カナガンの ナトリウム量 |
犬に必要な ナトリウム量 |
---|---|---|---|
3kg | 58g | 139mg | 75~150mg |
5kg | 98g | 235mg | 125~250mg |
10kg | 140g | 336mg | 250~500mg |
15kg | 175g | 420mg | 375~750mg |
この数値から、カナガンのナトリウム量は必要な範囲のほぼ真ん中にあり、適性の量であることが分かります。
そのため、子犬からシニアまで安心して与えられることが出来ると言えます。
塩分の過剰摂取に注意
塩分が必要不可欠なことはご理解いただけたと思います。
しかし、過剰摂取には注意が必要です。
日常的に過剰摂取が続くと、心臓・肝臓の疾患に繋がります。
特に注意が必要なものが、市販のおやつです。
嗜好性を高めるためと、防腐剤として塩を過剰に含有させていることが多いのです。
ジャーキーやチーズなどのおやつは特に注意が必要です。なるべくなら与えない方が安心です。
カナガンの塩分(ナトリウム)量のまとめ
カナガンの塩分(ナトリウム)量は適性の範囲であり、安心して愛犬に与えられることが分かりました。
ドッグフードによってはナトリウム量を公表していないものもあり、そういったドッグフードは信頼に欠けると思います。
また、おやつには十分注意して、おやつを与えたら、ごはんであるカナガンの量を減らすなどの配慮が必要です。
塩分の過剰摂取にならないように注意してあげてくださいね。