大丈夫なのでしょうか?このようなご相談がありました。
わたしの調査でも感覚的に約1割程度の飼い主さんからそのような書き込みが見られました。
そう考えると約9割のワンちゃんは問題ないので大きな心配はありませんが、より安心してカナガンを愛犬に与えられるように詳しい原因と対策をお伝えします。
カナガンドッグフードチキンで下痢・軟便の事例
うちの子には合いませんでした。便がとてもゆるくなり、下痢気味になったので、もう買わないことにした。
確かにいつもガッツいて食べます。食べ残しもありません。食べ出してから下痢になる事もありした。
食べさせてから 下痢が止まらず途中で止めました。そうしたら下痢も治りました。知り合いにあげたら、その犬は下痢にはならなかったです。合う合わないがハッキリする商品みたいです。
カナガンドッグフードで下痢や軟便になる原因
適正なフードの切り替え方法を行っていない
ドッグフードの切り替えは、今までのフードへ少しずつ新しいフードを混ぜて切り替えるのが正しい方法になります。
量販店で販売されている安価なフードは原材料が穀物中心である場合が多いです。
カナガンは動物性たんぱく質が60%と豊富なため、急に切り替わるとワンちゃんの胃腸がびっくりして、消化が上手くできずに下痢や軟便になってしまう場合があります。
カナガンは非常に嗜好性の高いフードなので最初から「食いつき」が抜群です。
特に少量ずつ混ぜてワンちゃんに新しい味に慣らさせなくても、問題が無いように感じてしまいます。
そのため正しいフードの切り替え方法を忘れがちになります。
愛犬が下痢や軟便など少しでも体調の変化が感じられたら、あらためて正しいフードの切り替え方法を行いましょう。
正しいフードの切り替え方法
経過日 | これまでの ドッグフード |
カナガン ドッグフード |
---|---|---|
1日目の割合 | 75% | 25% |
2日目の割合 | 75% | 25% |
3日目の割合 | 50% | 50% |
4日目の割合 | 50% | 50% |
5日目の割合 | 25% | 75% |
6日目の割合 | 25% | 75% |
7日目の割合 | 0% | 100% |
カナガンドッグフードの給餌量の誤り
市販のドッグフードからカナガンドッグフードへ切り替えると、給餌量がグッと少なくなる場合があります。
下表は「カナガンドッグフード」と「ビタワン」の給餌量を比較したものですが、カナガンの給餌量はビタワンの約半分ほどになります。
成犬の1日の給餌量 | |||
---|---|---|---|
体重 | カナガン 推奨量 |
カナガン 平均値 |
ビタワン チキンビーフ |
3㎏ | 35~80g | 57.5g | 96g |
5㎏ | 75~120g | 97.5g | 141g |
10㎏ | 90~190g | 140g | 238g |
15㎏ | 110~240g | 175g | 322g |
20㎏ | 135~285g | 210g | 400g |
30㎏ | 200~380g | 290g | 542g |
40kg | 270~475kg | 373g | 672g |
給餌量が指定した給餌量より多くなると消化の負担になり、下痢や軟便になることがあります。
そのため正しい給餌量を守り、給餌量の過多にならないようにしましょう。
体重別の給餌量の範囲がありますので、その範囲内の下限から開始するのが正しい方法となります。
カナガンはビートパルプなどの凝固成分が無い
安価なドッグフードには消化の悪い穀物が中心の場合が多いです。
そのため下痢や軟便を防ぐ目的で、ビートパルプという砂糖の原料の残りカスを使用していることがあります。
このビートパルプは便を固める作用がありますので、この原材料が急に含まれていないフードになると下痢や軟便になることがあります。
これも徐々に身体に慣らしてゆく必要がありますので、正しいフードの切り替え方法にて解消して行きます。
カナガンドッグフードで下痢や軟便のまとめ
カナガンは栄養豊富な60%が動物性たんぱく質のドッグフードです。
身体に悪い原材料・成分は一切ありません。
ただし、粗悪なドッグフードからの切り替えに多少手間取るワンちゃんが一部いるようなのですが、上記のように正しいフード切り替え方法を行えば、ほとんどのワンちゃんはスムーズに切り替えが完了します。
カナガンを手にされて、これから良い体質作りをスタートされたのに、下痢ぎみで元のフードに戻してしまう飼い主さんがいるのですが、非常にもったいないです。
ぜひ、正しい与え方を実施されて、健康的でずっと元気で入れてる身体を手にしてください。