カナガンチキンとファインペッツを比較して検討している方も多いと思います。どちらも安心して愛犬に与えられるプレミアムフィードだから比較検討のフードに入って来るのではないでしょうか。
そのファインペッツの最大の特徴は肉の含有量が80%と驚異的に高い事です。
アレルギー物質を使用しない、そして危険な添加物が無添加という点はどちらも同じ。
では、どこが違うのか?比較して愛犬に合うのはどちらなのか、詳しく確認して行きましょう。
カナガンが動物性たんぱく質60%で高いのに、さらにその上を行くファインペッツ。
主原料が鹿肉って、どんな感じ?興味沸いてきた!
カナガンチキンVSファインペッツを比較
カナガンドッグフードの歴史と特長
カナガンは創業者のエディー氏が小さなペットショップ経営からドッグフードメーカーへ転職して、その品質に疑問を持ち自らが開発したドッグフードです。
エディー氏は「本当に良いドッグフード作り」を目指し、世界中のペットフードを探し回り、あらゆるドッグフードを研究した結果、穀物不使用の「グレインフリー」が犬にはベストであることを発見しました。
それは今から20年も前のことであり、当時はどこにもグレインフリーのフードが無かったのです。
まさにグレインフリーの先駆者で、他を一歩先行くフードなのです。
今ではカナガンは世界中に輸出され、イギリスの代表的なフードとして信頼と人気を集めています。
カナガンはヨーロッパ全土の中でも最高クラスの評価を得ている専門工場で製造されています。
その工場は「欧州ペットフード工業連合(FEDIAF)の非常に厳しい基準をパスしているので、安心して愛犬に与えられる高品質を誇っています。
原材料は地元のイギリス産にこだわり、メーカーが常に監視できる生産者と提携して品質を維持しています。
もちろん、プレミアムフードに求められる危険な人工物は無添加、そしてアレルギーを起こしやすい原材料は使用していません。
ファインペッツの歴史と特長
ファインペッツは日本のペットフードの品質に疑問を持ったオーナー皆川氏が1994年のカナダTLCペットフード社のプレミアムフードの販売を開始したことからスタートしました。
このTLCペットフード社のフードは「人が食べられる品質」のフードで、天然の食材を使用し、無添加です。
オーナー皆川氏がこのフードをさらに改良して、現在のオランダの工場で製造されているのが「ファインペッツ」なのです。
ファインペッツを生産するオランダは世界的に有名なドッグフードメーカーの拠点があるペット先進国。
ワンちゃんをホテルやレストランなど、どこへでも連れていける動物愛護の国なのです。
ファインペッツの特長は犬の消化器官には肉が最も適しているという視点から、肉の含有量が80%と高い点です。
そしてその肉はアレルギーの最も発生しにくい鹿肉を中心に鶏肉とサーモンをプラス。
アレルギーの心配がある牛肉や豚肉は使用していません。
フラクトオリゴ糖やマンナンオリゴ糖が腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を排出させ腸内環境を整えます。
カナガンVSファインペッツ効果の比較
カナガンとファインペッツの効果は、共にかなり近い効果が期待できます。
共通する効果を記載します。
食いつきが非常に良い
カナガン・ファインペッツ共に肉類が多く、サーモンオイルチキングレイビーなど食いつき向上の材料も含まれています。
アレルギー対応で皮膚の状態や涙やけに効果的
カナガンもファインペッツも小麦・トウモロコシ・牛肉・乳製品・人工添加物などアレルギーになり易い原材料を使用していません。
毛艶の向上
豊富なたんぱく質や有効な原材料で毛艶を含めた身体全体の健康維持に。
カナガンの毛並を含めた健康維持の原材料
⇒ 鶏肉、鶏脂、サーモンオイル、海藻
ファインペッツの毛並を含めた健康維持の原材料
⇒ 鹿肉、鶏脂、サーモンオイル、昆布
カナガンVSファインペッツ原材料の比較
ブランド | 原材料 |
---|---|
カナガン ドッグフード チキン |
チキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル3.1%、乾燥卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン硫酸、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E) |
ファイン ペッツ |
鹿肉、鶏肉、オートミール、大麦、全粒米(玄米)、鶏脂、グリーンピース、ポテト、豆類繊維質、リンゴ、サーモン、鶏レバー、サーモンオイル(オメガ3・オメガ6)、チコリ抽出物、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、フラックスシード、ビール酵母、全卵粉、昆布、パセリ、ローズマリー、セイヨウイラクサ、カモマイル、セージ、タイム、コリアンダー、セイヨウタンポポ、甘草、魚介類抽出物(グルコサミン0.03%)、ユッカシジゲラ抽出、コンドロイチン0.01% |
カナガンは主原料に生チキン+乾燥チキンを使用しています。
ファインペッツは主原料に鹿肉+鶏肉+オートミール+大麦を使用しています。
カナガンは完全な穀物不使用のグレインフリーですが、ファインペッツは穀物を使用しています。
だだし使用されている穀物はアレルギーになり易い小麦やトウモロコシは使用していません。
どちらのフードも酸化防止剤は天然由来のビタミンEを使用しています。
カナガンVSファインペッツ成分の比較
ブランド | 成分 |
---|---|
カナガン ドッグフード チキン |
タンパク質29%以上、脂質15%以上、粗繊維5.25%以下、灰分11.25%以下、水分9%以下、オメガ6脂肪酸2.8%、オメガ3脂肪酸0.9%、カルシウム1.86%、リン1.42%、エネルギー(100gあたり)376kcal |
ファイン ペッツ |
粗タンパク質:27.1%、粗脂肪分:16%、粗繊維質:4.5%、灰分:8.2%、カルシウム:1.91%、リン分:1.24%、水分:8%、エネルギー440kcal/100g |
特筆すべき点は、ファインペッツのカロリーの高さ(440kcal/100g)ですね。
鹿肉は中性脂肪を減らすDHAを含み、低脂肪なので、直接の肥満に繋がることは少ないですが、高カロリーなため給餌量はしっかり守るようにした方が良さそうです。
例えば体重3㎏の犬の場合の給餌量は…
- カナガン・・・60g
- ファインペッツ・・・33g
- モグワン(参考)・・・63g
- ビタワン(参考)・・・96g
カナガンも比較的カロリーが高いので給餌量が少な目ですが、ファインペッツはさらにその半分程度なのです。
参考のビタワンの給餌量の約34%と非常に少量です。
ビタワンから急にファインペッツにしたら、食べる量が1/3に減って、ワンちゃんが物足りなく感じてしまうかもしれませんね。
カナガンVSファインペッツの粒サイズ比較
カナガンは直径約1センチ、厚み4ミリで、ドッグフードとしてはやや小型犬向けですが、大型犬までカバーできる中間サイズです。
対するファインペッツは小粒が直径7ミリ、大粒が12ミリと2種類揃っています。
超小型犬にはファインペッツの小粒は嬉しいですね。
ただし、カナガンも形状をドーナツ型にすることで噛み砕きやすくしているので、互角と言えるでしょう。
カナガンVSファインペッツの価格の比較
ブランド | カナガン | ファイン ペッツ |
---|---|---|
内容量 | 2kg | 1.5kg |
通常購入 (税込) |
5,038円 | 3,457円 |
定期1袋 コース |
4,534円 | 3,225円 |
体重3kg犬 1日給餌量 平均値 |
60g | 33g |
体重3kg犬 1日餌代 平均値 |
136円 | 77円 |
同じ製品重量に換算すると売価はカナガンの方が安いのですが、ファインペッツは給餌量が少なくて済むので、コスパは高いです。
また、その他の割引もファインペッツは注文10回ごとに10%ずつ安くなったり、3キロ(2袋)で送料無料になったりなど、割引幅が大きいのが特長です。
さらに初回1,100円で製品版と同じ1.5kg入り1袋が購入できるので、お試ししやすい条件がそろっています。
カナガンとファインペッツの比較まとめ(おすすめ)
・食べムラや食いつきで悩んでいる
・アレルギーや涙やけが気になる
・毛艶か悪くて気になる
・被毛や皮膚を含めて身体全体の傾向維持
・たくさんの量を食べたい
・肥満に気を付けたい
・穀物が気になるのでグレインフリーが良い
・アレルギーに最もなり難い鹿肉を試したい
・穀物のアレルギーがない
・少ないフードの量で満足できる
・飼い主さんがコスパを重視している
共通する原材料は少ないのに、特性はかなり似たフードでしたね。両方お試ししてワンちゃんに決めてもらっても良いかも!