カナガンはグルコサミンやコンドロイチンが多いドッグフードって噂が有ります。
本当なのでしょうか?
シニアに入ったら健康の維持に有効とされるグルコサミンやコンドロイチンですが、そんなに豊富なのか検証しましょう。
多すぎだったら危険なの?真相は?
カナガンはグルコサミンやコンドロイチンが多いドッグフード
「ぐーる、ぐる、ぐる、グルコサミン!」というテレビCMが何年か前に頻繁に放送されていたので、グルコサミンが健康に良い成分って、ご存知の方も多いと思います。
カナガンドッグフードには、このグルコサミン・コンドロイチンが含まれています。
その数値は、
- グルコサミン1000mg/kg
- コンドロイチン700mg/kg
カナガン公式サイトでは「関節の健康的な動きを維持健康」と書いてあるだけで、あまり詳しい説明がありません。
いったいこの数字は良いのか、悪いのか?
気になりますよね。
カナガンのグルコサミンを他のフードと比べてみよう
カナガンの数字を見ただけでは、これが多いのか少ないのか?
分からないので、他のドッグフードと比べてみましょう。
ブランド | グルコサミン (mg/kg) |
コンドロイチン (mg/kg) |
---|---|---|
カナガン | 1,000 | 700 |
モグワン | 178 | 125 |
サイエンス ダイエット 健康ガード 関節 |
902 | 1,674 |
ロイヤル カナン 関節サポート |
含有量 非公開 |
含有量 非公開 |
アボダーム シニア |
640 | 1200 |
スーパー ゴールド 関節の健康 |
含有量 非公開 |
含有量 非公開 |
アーテミス アガリクス |
300 | 100 |
ユーカヌバ 関節 すこやかに |
475 | 45 |
ピッコロ (シニア向け) |
1,780 | 1250 |
ご覧のようにカナガンのグルコサミン・コンドロイチンの含有量は関節ケアの専用フードと比べても、遜色ない量が含まれていることが分かります。
グルコサミンやコンドロイチンは過剰摂取の危険性は?
カナガンに含まれるグルコサミン・コンドロイチンは専用の化学物質を付加した訳ではなく、天然の食材に含まれ、フードの中に適正な含まれているので問題ありません。
サプリのように、その成分だけを専用に摂取する場合には、過剰摂取による胃腸の不調などを起こす可能性があるため、摂取量は注意が必要です。
グルコサミンとコンドロイチンは 一般的に犬に対して1日あたり20〜40mg/ kgのグルコサミンを与えることが推奨されています。
10kgの犬の場合は200〜400mgのグルコサミン・コンドロイチンを与えることが考えられます。
カナガンを10kgの犬に与える場合、1日のカナガン摂取量が170gのため、十分な許容量と言えます。
犬にグルコサミンやコンドロイチンって必要なの?
室内飼育が増えた現代では筋肉不足・肥満などの問題や、犬種によっては関節の病気に掛かりやすい場合もあります。
特に、
小型犬に多い膝蓋骨脱臼(パテラ)
⇒チワワ、マルチーズ、トイプードル、ポメラニアン
大型犬に多い股関節形成不全
⇒ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー
胴長犬に多い椎間板ヘルニア
⇒ダックスフンド、ウェルシュコーギー
犬の関節トラブルに多い「膝蓋骨脱臼」パテラ
これは痛々しいですね。散歩にも行けなさそう…
こうならないように、日ごろの関節ケアは大切です。
グルコサミンは、関節軟骨の構成要素であり、関節の柔軟性と機能性をサポートするのに役立ちます。
加齢や関節炎によって、犬のグルコサミンの生成が減少することがあり、グルコサミンの補給は、関節の健康を維持するために考慮されます。
コンドロイチンも関節軟骨の構成要素であり、グルコサミンと共に使用されることが多いです。コンドロイチンは関節のクッション性を高め、炎症を軽減する効果があるとされています。
関節ケアには良質なたんぱく質も必要
関節ケアには運動不足はもちろん、肥満になることで関節への負担が掛かることも問題です。
そのため、肥満に繋がる糖質の多い小麦・モウモロコシの多いフードを避け、良質なたんぱく質が多く含まれるフードが必要です。
そして関節の健康維持にはグルコサミン・コンドロイチン以外にもメチルスルフォニルメタン(MSM)が良いと言われています。
実はカナガンには、このメチルスルフォニルメタン(MSM)が1000mg/kgも含まれています。
カナガンは関節ケアに最適なフード
カナガンは愛犬の関節を含めた身体全体の健康維持に対して、以下の結果であることが分かりました。
- グルコサミン1000mg/kg含有
- コンドロイチン700mg/kg含有
- メチルスルフォニルメタン1000mg/kg含有
- 豊富な動物性たんぱく質が60%
- 主原料のチキンは健康の維持に良い成分を含む
- 小麦やトウモロコシを含まないグレインフリー
カナガンのグルコサミンやコンドロイチンのまとめ
カナガンには他の関節ケアやシニア向けフード以上のグルコサミン・コンドロイチンを含むことが分かりました。
また、それ以外に成分や原材料も関節だけでなく体全てに良い効果をもたらすフードです。
そのめ、関節ケアを含めて健康維持が気になる犬種にはぜひお勧めであると言って良いでしょう。
関節ケアが必要なのはシニア犬だけではありません。
1歳未満で関節を痛めてしまう場合もあるのです。
関節ケアが心配なワンちゃんはぜひ、カナガンを1度試してみると良いでしょう。