同じ危険な保存料が無添加でグレインフリー(穀物不使用)なので、その違いや特性など気になりますよね。
そこで、今回はカナガンチキンとオリジンを比較して特性の相違点や注意ポイントを詳細に解説いたします。
実はわたしはオリジンを数か月食べていたことがあるんだよね。だから今食べてるカナガンチキンとの違いが分かるのです。
違いの分かる犬!
カナガンVSオリジン比較!その違いは?
カナガンドッグフードの歴史と特長
カナガンは創業者であるエディー氏が小さなペットショップ経営からドッグフードメーカーへ転職。
そこで低品質のフードの疑問を持ち、「本当に良質なドッグフードを作りたい」と独立して長年の調査・研究を経て開発したのがカナガンです。
エディー氏はカナガン開発の際に世界中を回り、あらゆるドッグフードを研究して穀物不使用の「グレインフリー」がベストであると結論付けました。
現在ではプレミアムドッグフードはグレインフリーが主流ですが、エディー氏は20年も前からグレインフリーを開始した、まさに先駆者なのです。
現在ではカナガンは世界中に輸出され、イギリスを代表する最高級ドッグフードとして人気を集めています。
カナガンの製造はヨーロッパ全体としてもトップクラスの評価を獲得しているペットフード専用工場で作られています。
その工場は「欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の厳しい基準をクリアした信頼の高い工場です。
原材料は地元のイギリス産にこだわり、品質の安定をメーカーで管理しています。
その品質はプレムアムフードに求められる無添加であり、アレルギーを誘発する穀物を使用していないグレインフリーです。
オリジンドッグフードの歴史と特長
オリジンドッグフードはアメリカのケンタッキー州の巨大な工場で作られ、世界70か国で販売されています。
その歴史は2006年からと長く、優良なドッグフードに与えられるグランプリを受賞しています。
最も大きな特長は原材料の中に85%も占める肉の比率です。
この高い肉の含有率が犬の本来の適正な比率であるとされています。
原材料は地元のアメリカ産にこだわり、鮮度と品質を同時に管理しています。
もちろんアレルギーの原因になる小麦・トウモロコシ・大豆などを含みません。
製造は独特のスチーム調理を行い、栄養の損失を最小限に抑えている点です。
この製法によって一般的には添加されるミネラルまでも無添加としています。
カナガンVSオリジン原材料の比較
ブランド | 原材料 |
---|---|
カナガン ドッグフード チキン |
チキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル3.1%、乾燥卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン硫酸、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E) |
オリジン ドッグフード オリジナル |
新鮮鶏肉、 新鮮七面鳥肉、 新鮮イエローテイルカレイ、 新鮮全卵、 新鮮丸ごと大西洋サバ、 新鮮鶏レバー、 新鮮七面鳥レバー、新鮮鶏心臓、 新鮮七面鳥心臓新、 新鮮丸ごと大西洋ニシン、 ディハイドレート鶏肉、ディハイドレート七面鳥肉、 ディハイドレート丸ごとサバ、 ディハイドレート鶏レバー、ディハイドレート七面鳥レバー、 丸ごとグリーンピース、 丸ごとシロインゲン豆、 赤レンズ豆、新鮮チキンネック、新鮮鶏腎臓、 ピント豆、 ヒヨコ豆、グリーンレンズ豆、 鶏肉脂肪、 天然鶏肉風味、 ニシン油、 粉砕鶏骨、 鶏軟骨、 七面鳥軟骨、 ドライケルプフリーズドライ 鶏レバーフリーズドライ鶏レバー、 フリーズドライ七面鳥レバー新鮮丸ごとカボチャ、 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、 新鮮ケール、 新鮮ホウレン草、 新鮮カラシ菜、新鮮コラードグリーン、 新鮮カブラ菜、 新鮮丸ごとニンジン、 新鮮丸ごとリンゴ、 新鮮丸ごと梨、 カボチャの種、 ヒマワリの種、 亜鉛タンパク化合物、ミックストコフェロール(天然酸化防止剤)、チコリー根、 ターメリック、 サルサ根、 アルテア根、 ローズヒップ、 ジュニパーベリー、 乾燥 ラクトバチルスアシドフィルス菌発酵生成物、乾燥プロバイオティクス発酵生成物、 乾燥 ラクトバチルスカゼイ発酵生成物 |
カナガンチキンは主原料に生チキンと乾燥チキンを使用していますが、オリジンはチキン、七面鳥、玉子、カレイ、ニシン、サバなど鶏や魚を豊富な種類で構成されています。
肉類の比率は、カナガンが60%で、オリジンは85%でオリジンの方が肉類の含有率が高くなっています。
そのためたんぱく質などの栄養価はオリジンが高く、カナガンは植物性のビタミンやミネラルなどをバランスよく配合していると言えます。
カナガンもオリジンもアレルギーを発症しやすい小麦やトウモロコシなどの穀物や牛肉・豚肉などの肉類は使用していません。
酸化防止剤は、どちらのフードも天然由来のビタミンE(ミックストコフェロール)を使用して安全性の高いものとしています。
カナガンVSオリジン成分の比較
ブランド | 成分 |
---|---|
カナガン ドッグフード チキン |
タンパク質29%以上、脂質15%以上、粗繊維5.25%以下、灰分11.25%以下、水分9%以下、オメガ6脂肪酸2.8%、オメガ3脂肪酸0.9%、カルシウム1.86%、リン1.42%、エネルギー(100gあたり)376kcal |
オリジン ドッグフード オリジナル |
粗たんぱく質(以上)38%、粗脂肪(以上)18%、粗繊維(以下)4%、水分(以下)12%、カルシウム(以上)1.2%、リン(以上)0.9%、オメガ6脂肪酸(以上)3.3%、オメガ3脂肪酸(以上)0.8%、DHA(以上)0.2%、EPA(以上)0.2%、グルコサミン(以上)700mg/kg、コンドロイチン硫酸(以上)600mg/kg、エネルギー:394kcal/100g |
カナガンに対してオリジンは高タンパク・高脂肪・高カロリーとなっています。
そのため、適切な給餌量を守ったり、体型に合わせて給餌量の調整を行わないと肥満の原因になる可能性があります。
カナガンは植物性の原材料も多く含むため、オリジンよりたんぱく質・脂質・カロリーとも低く適ばランズの良い数字と言えます。
関節の動きを維持するとされるグルコサミン・コンドロイチンはカナガンの方が豊富に含まれています。
ブランド | カナガン | オリジン |
---|---|---|
グルコサミン | 1,000mg/kg | 700mg/kg |
コンドロイチン | 700mg/kg | 600mg/kg |
カナガンVSオリジン価格の比較
ブランド | カナガン | オリジン |
---|---|---|
内容量 | 2kg | 2kg |
通常購入 (税込) |
5,038円 | 7,040円 |
定期1袋 コース |
4,534円 | なし |
体重3kg犬 1日給餌量 平均値 |
60g | 56g |
体重3kg犬 1日餌代 平均値 |
136円 | 201円 |
カナガンはオリジンに比べ遥かにリーズナブルな価格になています。
コスパで選ぶならカナガンになります。
カナガンVSオリジンの粒サイズ比較
カナガンは直径約1センチ、厚み4ミリと小型犬でも食べやすく、大型犬でもしっかり噛んで食べられる粒サイズになっています。
オリジンは直径が約1.5センチ、厚み5ミリと大きく、厚みもあります。
そのため小型犬の場合、少し食べにくいサイズです。
大型犬ならしっかり噛んでたべるので、満足感もありそうです。
カナガンとオリジンの比較まとめ(おすすめ)
カナガンドッグフードがおすすめなワンちゃん
・食べムラや食いつきで悩んでいる
・小型犬で大きな粒サイズのフードが苦手
・活動量はあまり多くない(散歩は1日1時間未満を2回以内)
オリジンドッグフードがおすすめのワンちゃん
・中型犬以上で大きな粒のフードでも問題ない
・毎日の散歩は1時間以上を2回以上で活発
・活動量が多く、スポーツなどを積極的に行っている
うちのリンはオリジンの場合、食べづらいのか、時々食べ残しがありました。
カナガンは1度も食べ残しがありません。
ワンちゃんを誘惑する匂いはカナガンだね。